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【イチゴ】ハスモンヨトウの防除のポイント・対策を紹介




イチゴのハスモンヨトウの症状

   


 

「被害の様子」
小さい幼虫は集団化しており、発育と共に分散します。
孵化幼虫は集団で葉裏から表皮を残して食害し、体長が5〜10mmぐらいになると、次第に分散し、4、5回脱皮を行い、5齢あるいは6齢を経て、成熟すると土中でさなぎとなります。

「発生時期・発生の条件」
ハスモンヨトウは暖地に発生が多く、1年に5〜6世代を繰り返します。
第1回の成虫は、4月中旬頃からフェロモントラップに少数誘殺され、以後,秋までに5〜6回発生を繰り返し、
9〜10月に発生量が多くなります。
成虫は夜間に活動し、昼間は作物の葉裏に等に静止していて、産卵は、葉の裏に卵塊として産みつけます。
1頭の雌成虫は平均3〜6卵塊を産み、1卵塊は20〜600粒で、卵期間は夏で2〜3日です。
幼虫期間は夏で15〜20日。さなぎ期間は7〜9日程です。さなぎは土中にいます。

「防除ポイント」
防除法としては、薬剤防除を行う必要があります。幼虫に対する薬剤の感受性は幼虫の成育が進むにつれて低下しますので、若齢期の防除をして下さい。施設では開口部に防虫ネットを張り成虫の飛来を防止したり、ふ化幼虫による被害葉を発見したら幼虫ごと除去します。



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< 登録内容 >

薬剤名 作物 希釈倍数 使用時期 使用方法 使用回数 特徴
アファーム乳剤 いちご 2000倍 収穫前日まで 散布 2回以内  
グレーシア乳剤 いちご 2000倍 収穫前日まで 散布 2回以内  
ディアナSC いちご 2500〜5000倍 収穫前日まで 散布 2回以内  
フェニックス顆粒水和剤 いちご 2000〜4000倍 収穫前日まで 散布 2回以内  

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